「春休みも、もうすぐ終わりかー。勿論僕は宿題など手を付けていない模範的なダメ学生だ(笑)。母は今年も、口うるさく言ってくるだろう!しかーし!今年話既に作戦を立てた。まず、親友のカンスケに宿題を借りる。そして、幼馴染カンスケに写させる!さらに、仏のようなカンスケに丸付けをさせる。これで完璧!」僕はさっさとカンスケの家に行った。
「ピンポーン。」
「ピンポーン。」
「ピンポーン。」
「ピンポーン…」
「ピピピピぴっぴぴぴぴぴぴぴっぴぴぴぴぴぴっぴぴぴいぴっぴぴぴぴピンポーン。」
「バルス!」
「そういえば、終業式の時に何か言っていたような気がする…」
『ツカサ!今年は春休み後半ドバイに行ってていないから、宿題写すなら早めに来いよ!』『やだなー。今年はちゃんとやるって!』…
急に青ざめた。「終わった…僕の春休み。」「終ったよ~宿題でなく~春休み~母に報告~終わりましたと」(俳句)
家に帰ると、目の前にはメルがいた。「温かいからってそんな短いズボンはいていたら風邪ひくよ。」昨日あんなことがあったのに、ぼくは忘れていて普通に話しかけたので、メルが話しかけられて何故こんなに嬉しそうなのかわからなかった。
「お母さんに頼まれました。ツカサさんに春休みの宿題をやらせてくださいと。もう終わりましたか?」
「終わりました。」
「そうですか、見せてください!」
「ごめん、嘘…」
「そうなんですか!じゃよろしくお願いします!」やはりとてもうれしそうだった。
部屋に戻ると僕は勉強机。メルはベットに腰を掛けた。
僕は黙々と勉強をしようとするがあの服装は兵器だ、犯罪だ、などと考えたり目が行ってしまって集中できない。僕の部屋が暑いのか上も一枚脱いで半そでになった。もう気になってしょうがなかった。