番外編 自己解釈と説明(1)


1998年オーストラリアで11光年先からメッセージが届いた。


これは、パークス天文台の電波望遠鏡で1979年から謎の無線信号に悩まされていた。(この無線信号をペリュトンという)しかし、1998年にそれは、電子レンジだったことが発覚した。(ものすごい滑稽だが。)
この小説はその信号がもし宇宙人からのメッセージだったならばということから始まる。また、題名もご想像の通りだと思う。


メッセージの内容はアレシボ・メッセージのようなものだと思っていてほしい。


ロス・バルゴ由来
ロス128という星が存在している。上記の信号の発信源とされた場所だ。(フランク・エルモア・ロスによって発見された。)そこは乙女座の方向にある恒星だ。バルゴというのは乙女座のことだ。この二つに由来している。


ロス・バルゴ
身体の大半が電気が占める。(人間でいう水と同じ割合)古くからの伝統を重んじる星。国家というのはものは存在しないため古くから戦争がなく、文明開化までのスピードがとても遅かった。また、体内エネルギーは電気であり、有機物から電気を発生させることができる。そのエネルギーで熱の発生や放電ができる。また、精神状態が不安定になると無意識のうちに身体に静電気を帯びる。地球人との出会いにより、電気という概念を知り、有機物から出なくてもエネルギーを補給することができることに気づいた。



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告白とエゴイズム


 掴んだ手を何故か離さないメル。思いっ切り邪魔な顔をしてみた。「反応がない、ただの屍のようだ。」マジで反応がなくなった。しばらく、放っておくと、背筋の凍る様な目をしながら口を開いた。「ねぇ。知ってる?私たちの星ではね、一目惚れこそが本当の恋だと言われてきたの。一回ビッビっと来たらその日のうちに告白するというのが習わしなのでもあなたには、軽く流されてしまった…私はね、そこで振られたと思っていた…あなたはご飯中ずっと怒っているようだったので…でも、お母さんに相談したら、『あれは冗談だと思われてるでしょ。』とおっしゃってくれたので私はもう一度言います。」「私を貰ってください!」僕は答えを出さずにその場をやり過ごした。



寝起きと暴走


 朝起きると目の前には寝て居る少女が一人…理解しがたい状況だった。僕はそっと布団から出ようとしたが、抱き枕代わりの僕には逃れるすべが無かった。レモン色の長い髪が僕の鼻を突っついた。匂いの仕業か、寝起きだったからか、抱き着き返してしまった。とても柔らかい…そして暖かく、ピリピリするような…
「おはようございます?」キョトンとした顔でこっちを見ている。「あの…なぜここに?」勇気を持って聞いてみた。「寝るのなら、二階の部屋でと言われたので。」「空いている部屋があると思うんだけど?」「一人で寝るのって怖いじゃないですか。」とってつけたようなセリフにはにかんでしまった。「とりあえず起きたいのだけれども。」けれどもつかんだ手は緩まなかった。